今回は鬼滅の刃24巻について書いてみたいと思います。
本誌週刊少年ジャンプでの連載を終え、コミック23巻で完結した鬼滅の刃ですが、いまのところ24巻の発売予定はありません。
残念ですね。
しかし、今後絶対に鬼滅の刃24巻が発売されないかというとそんなこともないのです。
世の中には一旦完結したけれど、数年後、数十年後に続きが刊行されたマンガは少なからず存在します。
たとえば有名なところではあの【キン肉マン】がそうです。
そして【キン肉マン】は鬼滅の刃と同じ週刊少年ジャンプ出身のマンガです。
この【キン肉マン】は1988年3月15日発売の36巻「キン肉マンよ永遠に…! の巻」で完結しています。
この36巻が最終巻でした。
最終巻というこは残念ですが、もうマンガの続きは読めないということです。
当時、ぶっちぎりの人気を誇っていた週刊少年ジャンプのなかでも人気作品だった「キン肉マン」も王位争奪戦の後半から息切れしている感じがしていました。
理由はいくつかあげられると思いますが、読者の入れ替わりがあったと思います。
当時はマンガは悪という風潮もありましたし、漫画やアニメは小学生までで、中学生になったら卒業するという流れもありました。
だからストーリーマンガで長期連載というカタチは難しかったのだと思います。
キン肉マンの36巻というのは当時としてはかなり長期連載でした。
そして時は流れます。
まさか次の巻が発売されるとは誰も予想していなかったと思います。
しかし2010年1月29日に沈黙を打ち破って37巻の「マッスル・リターンズ の巻」が発売されます。
なんと20年超えの最新刊です。
表紙のビジュアルもいいですね!
この発表に、おじさんになってしまったむかしの少年たちが歓喜します。
やっぱ、ゆでたまご先生は只者ではありません。
さらに、2012年4月4日には38巻が発売され、2021年1月の時点で73巻まで発売されました。
最終巻だと考えられていた36巻からさらに37巻分発売され、現在も記録は更新されています。
ゆでたまご先生も36巻でキン肉マン終了後、作家として紆余曲折があったと思います。
わたしも一読者として「闘将 拉麺男」をフレッシュジャンプで、また短編読み切りとして「勇者ビッグボディ」を週刊少年ジャンプで描いたゆでたまご先生がこのまま終わってしまうのは残念だと思っていました。
特に、「勇者ビッグボディ」は是非、連載になってくれと願っていました。
もちろん「キン肉マンII世」を評価する声も読者にはあります。
しかしキン肉マン世代のわたしにとってはやはり物語として少し弱かったです。
「キン肉マン」こそ王道だと
鬼滅の刃もこのパターンにないともいえないです。
マンガがきれいな終わり方をしているのでその可能性はないという意見もあると思いますが、それでもなにがあるかわからないのが、この世界です。
ひょっとすると我々は鬼滅の刃の10分の1も読んでいないのかもしれないです。
未来はまったくわからないです。