パチプロからFXへ【年収3000万円への道】

パチンコで勝てなくなってきたのは1998年頃でした。

スロットはまだ良かったのですが、とにかくパチンコがこのあたりから勝ちづらくなっていきます。

台のスペックの問題もありましたが、とにかくクギが開かなくなってきました。

新台入れ替え当日もクギを開けず、日が経つにつれて、さらに締めて、それで終わりです。

それまで使えた店もどんどん厳しくなっていきます。

日当20,000円程度のデジパチなら探せばあるのですが、

そんな台だと時給1,500円ぐらいですから、交通費も含めすべて自費で出しているパチプロとしては厳しいです。

パチンコ専門のパチプロは次第に減っていきます。

もちろんクギが読めて、フットワークも軽いうまいパチプロは生き残れました。

この人、厳しいだろうなという人はパチンコで負けが込むと、そのまま消えていきました。

結局、ふだんから大きく勝ててないと蓄えが無いので、ちょっと勝てなくなるとすぐ潰れてしまいます。

家賃などの固定費が多いと勝てないというのは大変です。

当時、わたしは兼業パチプロになっていました。

ほぼダブルワーク状態だったので、時間はありませんでしたが、おカネは多少ありました。

3つの銀行口座を合せると2,000万円ほどです。

これ以外にもタンス預金があったので、口座分は無くなっても困らないし、仕事もあり、パチンコも勝ちづらくなっていましたが、手詰まりという感じでもありませんでした。

なにかに投資しよう!

あるときからそう漠然と考えていました。

年中パチンコを打っていると色々な人と話すようになります。

すると、ビル持ちという属性の人がたまにいます。

昼間っから働かずにパチンコを打てる身分の代表格のような人々です。

話を聞いてみると親から相続したわけではなく、

自分で購入した、という人たちが何人もいました。

田舎育ちのわたしには自分で稼いだおカネでビルを購入するという考えがまったくありませんでした。

ある日、毎朝パチンコ屋に並んでいるおじさんと話していると、わたしも知っているビルのオーナーでした。その最上階に住んでいるから今度、遊びに来いと誘われました。

わたしがワンルームマンションを借りている不動産屋にその話をすると、おじさんのことも知っていて、複数ビルを所有していておそらく家賃収入だけで毎月1,200万円ぐらいはあるはずだと言われました。

これには衝撃を受けました。

自分のとなりでパチンコを打っているおじさんやおばさんが、ビルを自分で購入しているわけです。ビル持ちです。

パチンコの腕前はわたしのほうが数段上です。

でもしょんせんは日当3万円、4万円の世界です。

おじさんは1日数時間パチンコを打って1万円へこんでも痛くもかゆくもないわけです。

たぶん10万円ぐらい負けてもそんなに痛くないはずです。

この違いは大きいです。

パチンコで勝つから、

投資でも勝つ、

になんとかシフトしたいと強く思うようになりました。

そんななかでネットで株式取引ができるという情報を得ました。

いまではもう耳にしなくなった証券会社ですが、ネット口座を開設すると安い手数料で売買できるというのです。

安いとはいっても一取引で手数料が数千円という世界でしたから、

デイトレで稼ぐというよりは中長期で保有して、値上がりや配当を狙うというスタンスです。

これは良いのではないかと思いました。

2千万円を年率7%で運用すれば、税引き前で140万円の利益が出ます。

税金をひかれても100万円以上残るので、50年間運用すれば5千万円以上の利益です。

元本と合わせれば7千万円、もっと頑張れば1億円も夢ではありません。

若かったので死ぬまで50年ぐらいはありそうだと漠然と思っていました。

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