都民となってずいぶんと経つがこんなにそわそわした東京は初めてだ。
まずは豊洲の問題が落ち着かない。
いくら話し合ったところで食の安全など担保できるわけないのに、だらだらと話し合いが続いている印象だ。
本当に食の安全を求めるならば、技術が確立されるまですべてを棚上げにするしかないのではないか?
そもそも海産物は何処まで食の安全が担保できているのだろうか?
そんなことを考える。
新国立競技場は、国立競技場という東京オリンピック1964のレガシーを取り壊して建てられているので、またすぐになんらかの理由で取り壊される可能性をはらんでいる。
国立競技場が取り壊されたことによって、あの場所にあった小さなコミュニティがたくさん破壊されたことを覚えておいてほしい。
まさに国立競技場という存在が歳月を重ねたことによって形成されていたスポーツ文化のコミュニティたちだった。
たとえば明治公園にはダンスのコミュニティがあった。
体操や太極拳をする集まりもあった。
たとえば国立競技場内のフィットネスクラブは多くの常連たちで賑わっていた。
国立競技場の周りを走るジョッガーたちの集まりもあった。
そのすべてがいまではすっかりと姿を消し、大量のトラックが慌ただしく行き交っている。
新しいことには犠牲は必要なのかもしれないが、失ったものは少なくないと感じている。
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