瀬戸内海のきれいな海にかこまれた直島に来たからには海水浴をしてみたいと思うのは、当然のことだ。
特にシーズンが夏ならば、絶対に海に入りたいと思う。
わたしも何度目かに直島を訪れたときに、美術館や家プロジェクト巡り以外にこの島で何が出来るのかと考えた。
そして、夏に来たら、海に入れるのではないか?
ふとそんなことを考えた。
どういうわけか夏に来たことが無かったのだ。
そして色々と調べてみた。
結論としては、夏の直島は海水浴が出来る、ということだ。
海水浴場の場所は、つつじ荘の前あたりの海だ。
琴反地海水浴場(ごたんぢかいすいよくじょう)という名前らしい。
つつじ荘の位置は、ベネッセハウスのパークから黄色のかぼちゃに向かって歩く方角だ。
パオ(モンゴルテント)が印象的なので、場所はすぐわかる。
黄色のかぼちゃを通り過ぎて、さらに海岸を歩くと、ロープで区切られたエリアが見えてくる。
このロープ内以外は遊泳禁止だ。
少し沖に飛び込み台も見える。
さらに進むと、つつじ荘も見える。
つつじ荘敷地内に公衆トイレ・シャワー(温水は有料)・更衣室・足洗い場・喫茶・自動販売機があるが、多くの観光客が浜辺で着替えて、そのまま海へ飛び込んでいく。
みんなとても楽しそうだ。
わたしはベネッセハウスから水着に着替えて、ビーチサンダルで歩いて、琴反地海水浴場までやってきた。
10分位の道のりだ。
来る途中も海岸を歩いて膝あたりまでは水に浸かっていたので、いまさら感はあったけれど、いちおう琴反地海水浴場でひと泳ぎした。
瀬戸内海は遠くから眺めると静かな海という印象だが、いざ泳いでみると、遠浅だが、波はけっこうな強さだった。
琴反地海水浴場はとても静かな海水浴場だ。
関東で育ったわたしは海水浴場というと湘南や御宿などの海の家が建ち並ぶ砂浜を思い浮かべてしまうが、地方に行くとほぼ何もない海水浴場がたくさん存在する。
琴反地海水浴場もそういった海水浴場のひとつだ。
特に何もないが、泳ぎ疲れたら、冷房がきいたベネッセハウスで一休みというのはこのうえない贅沢だと感じた。
また是非、夏の直島に訪れたいと思った。