村田諒太とアッサン・エンダムの試合はいい試合だったといえる。
結果は、アッサン・エンダムが勝利し、WBA世界ミドル級のチャンピオンになった。
アッサン・エンダムは強くて、いい選手だと思う。
チャンピオンに相応しい選手だと感じた。
しかしながら、試合を観た感想では、村田諒太の勝ちだった。
勝利を確信していたといってもいいだろう。
だが、村田諒太は負けたのだ。
試合は終始、村田諒太が支配していた。
アッサン・エンダムも手は出していたが、これといった有効撃はほぼなかった。
有効打の数でいえば、村田諒太の圧勝だったと思う。
しかし、村田諒太も有効打をあてても、そこから攻め切れてはいなかった。
流れに乗り切れていない印象が終始あった。
おそらくアッサン・エンダムの一発を警戒していたのだろう。
村田諒太の有効打をもらっても、アッサン・エンダムの目はまるで死んでいなかった。
だから、いま一歩踏み込めなかったのかもしれない。
判定に持ち込まれてしまうと、有効打や試合の支配率よりも、手数で勝敗が決まることはよくある。
後付けなのかもしれないが、有効打や支配率では負けていた日本人チャンピオンの試合が、この手数で優っていたという理由で勝ちになったこともあるのだ。
このときは日本側が買収工作したのではないかと言われていた。
今回の試合にそういったことがあったのかわからないが、とにかく後味はよくない。
やはりチャンピンはKOでつかみ取るのがふさわしい。
村田諒太の次を応援したい。
追記5/26
WBAのヒルベルト・メンドサ会長は25日、パナマの本部で会見を開き、両者によるダイレクトリマッチ(直接の再戦)を指示した。
エンダムの勝利と採点したグスタボ・パディージャ氏(パナマ)、ヒューバート・アール氏(カナダ)のジャッジ2人を6カ月間の資格停止処分とした。
という結果になりました。
ジャッジを資格停止にするならば、試合自体を無効試合にすべきだという意見もあります。
もっともな意見だと思います。

