中国人観光客はとにかく電化製品やおみあげを店頭で開封したがります。
開封して中身を確認できないと購入を控えることもよくあります。
なぜでしょうか?
日本人観光客はおみやげをわざわざ開封したりしませんよね。
いちど開封してしまったら他人に渡せなくなるものがほとんどです。
家族や親戚でもないかぎり、開封品を渡すというのはまずないのではないでしょうか?
では、なぜ中国人は開封したがるのでしょうか?
不思議ですよね??
中国人観光客が開封まではしなくてもよく箱やパッケージを振って音を確認しているのも見かけます。
この開封したがることと、振ることの理由は同じなんですよ。
実は、中国では、おみやげを開封してみたら中に、まるで別のものが入っていたなんてことがよくあるらしいです。
単なる間違えではなく、たとえばおみやげにおまんじゅうを買って、家で開封したら、石ころが詰まっていたといった感じです。
これは販売者側にかなり悪意がありますね。
広い中国ですから、観光客がその土地を訪れることなどと2度とないと思えば、おみやげに石を詰めても大丈夫だろとふむわけです。
中国は多言語ですから、言葉を聞けばどこの省から来たのかもだいたいわかります。
遠い省から来た観光客ならば、もう2度と来ないだろう。
そしておみやげは帰宅後に開けるものなので、発覚も遅れますよね。
開封動画でも撮っていないと、たとえクレームを入れても限りなく水かけ論になります。
中国人は面子を重んじる国民性がありますから、他人におみやげでこういったものを渡すのはどうしても避けたいわけです。
だから、おみやげを開封したり、振るわけです。
中身を確認しないと安心して、おみやげを渡せないというわけです。
実際、中身が確認できるおみやげを用意して、売上アップに結びつけているメーカーや店舗もあるようですね。
ビジネスのタネはどこにでもあるものです。
スポンサードリンク