日産の未認定の検査員問題

日産の未認定の検査員問題にはピンとこない人も多いと思いのではないかと思います。

ようは社内体制が不備のまま自動車を作って、販売・納車していたということですね。

こういうことは大手メーカーではけっこうあることです。

本社・地方支社・営業所、工場などと拠点の数が増えれば増えるほど、統制がとれていないわけです。

会社の頭脳は当然、本社に集まります。

すると各工場がどうなっているのか本当のところ、本社はよくわかっていないと状況が生まれがちです。

工場側も本社に知られたくないことは見せないようにします。

まあ良くあることですよね。

完成品の自動車のクオリティは、本社でもチェックできるでしょう。

その他の数字も、スクリーン上でチェックできます。

しかしその自動車がどのような工程で出来上がっているのかというのは、やはり現場にいかないとわかりません。

本社は完全にデジタルになっていても、工場などの現場まだまだアナログな部分が残っています。

完成品の検査員によるチェックというのは、まさにこのアナログな部分です。

だから、頭脳であるデジタルな本社が見落としてしまったのだと考えられます。

巨大なリコールにはならないかもしれないです。

日産は上場廃止にもならないでしょう。

しかしこのようなことが見逃されてきた土壌があるメーカーは、好ましくないと思います。

大きな問題になっていませんが、まだなにか問題が出てきそうな気がしてならないです。

日産のリーフです。
問題になっている計21車種のなかに含まれていますが大丈夫です。
ミニカーですから。
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