70才になったら終活をはじめよう!
なんていうとまだ若いと怒られるかもしれませんが、
これはわたしの実感です。
わたしは祖母が93才で亡くなったときに、70才の母親と祖母が住んでいた一軒家まるごと整理しました。
祖母は亡くなる20年近く前から胃がんの手術がきっかけになって老人ホームに入っていましたら、一軒家はとても住める状態ではありませんでした。
電気こそ通っていましたが、上下水道は完全に機能停止です。
片づけ作業中、トイレに行きたくなったら近所のスーパーまで徒歩20分です。
屋根から雨漏りもしていて、天井を突き抜け、さらに2階の畳も突き抜け、おまけに1階の床も突き抜けていました。
そんな状態のなかでの後片付けです。
片付けとは言っても思い出の品と貴重品を選別して、あとはリサイクルショップに出張買取をお願いして、残りは解体工事の際に一緒に捨ててもらいました。
書いてしまうと大したことはないようにも思いますが、一軒家まるごとの作業は本当に大変でした。
とにかく箱詰めされた荷物の多さには圧倒されましたね。
モノがない時代を経験している祖母はモノを大事にし過ぎている人でした。
たとえば銀行等でもらったマッチがダンボール箱で5箱分ぐらい出てくるんですよ。
その次のダンボール箱からはひたすらデパートの包装紙が詰まっているという感じでした。
祖母が動けるうちに少しずつでも整理しておいてくれたらなぁと片付け作業中、何度も思いましたし、母親の荷物はとにかく早めに整理させる気にもなりました。
これって仕方がいことなんですよね。
祖母も胃がんになるまでは本当に元気だったんです。
だから終活なんて夢にも思わなかったと思います。
まだまだ元気でやっていけると思っていたはずです。
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