不動産業界で営業しているけど成績がいまいちパッとしないという人は是非、この記事を読んでください。
わたしは不動産業界で営業したことは無いですが、祖父の代から地主や大家という立場で色々な営業や管理の人々と付き合ってきました。そしていまは個人投資家として不動産投資しています。ちなみに父親ももう定年していますが某財閥系で不動産の営業職をしていましたし、ひとりだけいる兄も銀行系不動産の営業職を経て、いまでは小さな投資会社を経営しています。他人からはよく不動産一家と言われますが、わたし自身はあまり意識したことがないです。
最初に我が家には毎月、家賃が入ってきていると知ったのは小学3年生の時でした。
以来、子どもの頃から人生の労力を不動産管理のためにけっこう使っています。
たとえば両親が忙しいときは物件管理を業務委託している不動産屋にお中元やお歳暮を届けたことも何度もあります。
台風のあとに物件の屋根が飛んでないか見てこいと言われたことかあります。
不動産営業は人を動かしてナンボの世界です。
不動産を売却したい人、不動産を購入したいともちろんですが、業者や業務提携先までとにかく人を動かさないと不動産営業では稼げません。
条件のいい売却物件はとにかく取り合いです。
大手不動産から地場不動産まで大小さまざまな業者が入り乱れています。
相続や事業承継の問題などもあってここに弁護士や税理士、司法書士等の士業、そして信託業務がほしい銀行も入ってきています。
売却物件を仕入か元付になれれば、かなりおいしい商売ができるのが不動産業界です。
正直、一等地の売却物件は喉から手が出るほどほしいです。
いい売却物件を仕入れるためならば広告料や紹介料なんて、本当に些細なものなんですよ。
いつの時代もお金に余裕がある法人や個人はいるので、買主に困ることはありません。
物件の在庫を抱えすぎると墓穴を掘りますが、とにかく売主を口説きたいのが不動産業界です。
でも売主は多くの場合、自分の不動産をなるべく高く売りたいと考えています。
一等地ならばなおさらのことです。
これは当たり前です。
売却物件を高く買えるのは大手不動産です。
大手にはやはりブランド力があります。
マンションにしてもオフィスにしても大手のほうが収益性が出せるのは事実です。
だから、大手不動産が必要とする物件ならば売主は交渉次第でそのまま売却するのは間違っていません。
営業が何もナシにここに参戦してもまあ無理です。
時間の無駄です。