ウーバーイーツの配達をしていると容器の破損についてクレームが入ることが良くあります。
慎重に運んでいても容器が破損することは良くあります。
配達を終える前に気づけばサポートセンターに連絡をすれば対応してくれます。
もう一度配達し直すか、その場でキャンセル扱いするか、注文したお客さんに確認してくれます。
コロナ以降、置き配が増えると破損についてのクレームも増えるようになりました。
容器破損の原因は、容器の脆さ(弱さ)と熱だと考えています。
一人前の配達の場合、容器破損のクレームはほぼありません。
たとえば容器破損のクレームが良く入る有名牛丼チェーンでも一人前のときのクレーム率はぐっと減ります。
問題は二人前以上、特に三人前以上だと容器破損の確率は上がります。
原因は容器の立て積みです。
立て積みするほど容器に強度が無いのに、無理に三段重ねしてしまうからです。
そしてビニール袋の口を縛って、配達員には渡されます。
重みと熱と配達の振動で、下段と中段の容器はじょじょに弱くなっていきます。
そしていつしか変形(破損)します。
この容器の変形(破損)に配達員が気づけば、サポートセンターに連絡しますが、ビニール袋の中身は見えないので、違和感がないようなら、そのまま置き配になります。
玄関先に置かれているあいだも重みと熱で容器が変形してもおかしくないわけです。
そして違和感を感じた顧客にbadを押されてしまいます。
この容器の脆さと熱の問題はウーバーイーツの配達員をしていると常に考えされます。
購入者が自宅まで持って帰るテイクアウトとデリバリーは運ぶ距離も時間も異なります。
たとえばランチのテイクアウトを10分持って歩く人は少ないではないでしょうか?
デリバリーだと20分は当たり前で、10分以内はマレです。
でもあたりまえのようにテイクアウトとデリバリーを同じ容器でこなしている店舗が多いです。
これは配達員のことを考えていないという次元ではなく、実際に食事をする注文者のことを考えていないという話です。
デリバリーにはシステム側に支払う手数料がかかります。
この手数料は30~40%といわれているので、店舗が容器などの包材を安く抑えたいのはよくわかります。
でもいくら経費を安く抑えてもお客さんに気持ちよく食べてもらえないのならば、そんなデリバリーやめてしまったほうが良いのではないでしょうか?
これはお寿司屋さんにもいえます。
こんな容器ではお寿司が転がりますよ、という容器に入っているお店が実に多いです。
お寿司は握ったらなるべく早く食べてもらったほうが良いと思いますが、実際に転がらないように超低速で自転車をこいでいるウーバーもたくさんいます。容器は破損していなくても、中身が転がってしまっていたら嫌な気持ちになりますよね。ウーバーは出前機をもっていないので、いくら気を付けていてもちょっとした振動で転がります。
ウーバーイーツの配達員ができる対策は、自信が無いお店のリクエストは受けないことだと思います。
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